株で最も大切なのは資金管理|退場しないことが勝つための近道

資金管理 投資の基礎

株式投資をしていると、

「どの銘柄を買えばいいのか」
「いつ買えばいいのか」
「株価はどこまで上がるのか」

といったことに目が向きがちです。

もちろん、銘柄選びや売買タイミングも重要です。

しかし、私は長くトレードを続けてきて、最も大切なのは資金管理だと考えています。

どれだけ銘柄分析が上手くても、どれだけ相場を読む力があっても、一度の大きな損失で市場から退場してしまえば、次のチャンスを拾うことはできません。

株式市場では、1年に何度か「これはチャンスかもしれない」と思える場面がやってくると、私は思っています。

だからこそ重要なのは、そのチャンスが来たときに市場に残っていること。

この記事では、学生時代からトレードを続けてきた私が、なぜ資金管理を最も大切だと考えているのか。

実際の経験や、信用取引・損切りに対する考え方も含めて書いていきます。


資金管理は次のチャンスを拾うためにある

私は、資金管理は単に損失を小さくするためだけのものではないと考えています。

株式市場では、1年に何度か大きなチャンスがやってくることがあります。

相場全体が大きく下落したとき。

好業績の企業が一時的な要因で売られたとき。

自分が長く監視していた銘柄が、ようやく狙っていた株価まで下がってきたとき。

しかし、どれだけ魅力的なチャンスが来ても、そのときに使える資金がなければ買うことはできません。

それまでのトレードで資金を大きく減らしていたり、ポジションを持ちすぎて余力がなかったりすれば、目の前のチャンスを見送ることになります。

だから私は、

資金管理とは、次のチャンスを拾うために資金を残しておくことでもある。

と考えています。

すべての値動きを取る必要はありません。

一度のトレードですべてを決める必要もありません。

次のチャンスが来たときに動ける状態を残しておく。

これも、私が資金管理を大切にしている理由の一つです。


1銘柄○%までとは決めていない

資金管理について調べると、

「1銘柄への投資は資金の10%まで」
「1回のトレードで許容する損失は資金の2%まで」

といったルールを目にすることがあります。

しかし、私は「1銘柄○%まで」といった明確な数字は決めていません。

持っている資金量や収入、その人がどこまで損失を許容できるのかによって、適切なポジション量は変わりますからね。

資金100万円の人と1,000万円の人では、同じ10%でも金額は大きく異なります。

そのため、全員に共通する「正しい割合」があるとは思っていません。

ただし、一つだけ意識していることがあります。

一度のトレードで大きく負けただけで、市場から退場するようなポジションは取らない

どれだけ自信のある銘柄でも、自分の予想が外れることはあります。

だからこそ、予想が外れたとしても次のトレードができる資金を残しておくことが大切です。

私は「資金の何%まで」という数字よりも、最悪のケースが起きたときに自分がどうなるのかを考えるようにしています。


自信があるときでも大きく張らない

私は、「この銘柄は上がる」「今は絶好のタイミングだ」と自信があるときでも、普段より大きくポジションを取ることはありません。

どんな銘柄やタイミングでも、ポジションの上限はある程度同じです。

もちろん、トレードが上手い人の中には、勝負どころを見極め、自信がある場面で大きく張ることで資産を一気に増やす人もいると思います。

実際、それができれば資産を増やすスピードは大きく変わるでしょう。

しかし、私は多くの人にとって、それを再現し続けるのは難しいと考えています。

自信があるときほど大きく張りたくなります。

しかし、どれだけ分析しても予想が外れることはあります。

そのたびに大きな損失を出していては、長く市場に残り続けることはできません。

だから私は、一度の勝負で資産を大きく増やすことよりも、大きく負けないことを優先しています。

何よりも負けないことが、勝つことへの近道。

私はそう考えています。


損切りラインを決めても、実際に守るのは難しい

「株を買う前に損切りラインを決めておく」

これは、投資をしている人なら一度は聞いたことがあると思います。

私自身も、基本的には株を買う前に損切りラインを考えています。

しかし、長くトレードをしていて感じるのは、損切りラインを決めることと、実際にそのラインで損切りすることは全く別の話だということです。

例えば、3,000円で買った株を2,800円で損切りすると決めていたとします。

実際に株価が2,800円まで下がると、

「ここまで下がったなら、そろそろ反発するかもしれない」

「今日の相場全体が悪いだけでは?」

「あと少しだけ様子を見よう」

と考えてしまうことがあります。

そして2,750円、2,700円と下がるにつれて、今度は損失額が大きくなり、逆に損切りしづらくなっていきます。

これは私自身も経験してきました。

損切りラインを決めたときは冷静でも、実際に含み損を抱えているときは同じように冷静でいられるとは限りません。

だから私は、損切りラインを考えるだけでは不十分だと思っています。

「その価格まで下がったとき、本当に自分は損切りできるのか?」

ここまで考えてポジションを取ることが重要です。

損失額が大きすぎて損切りできないのであれば、そもそも最初のポジションが大きすぎた可能性があります。

私は、損切りを守れるポジション量でトレードすることも資金管理の一つだと考えています。

もちろん、含み損になったから機械的に売るわけではありません。

買った理由や前提が崩れていなければ保有を続けることもあります。

しかし、それは「損切りしたくないから理由を後付けすること」とは別です。

想定が崩れていないから持つのか。それとも、損失を確定したくないから持っているのか。

この違いを自分自身で冷静に判断することが、損切りでは最も難しい部分だと感じています。


正しい銘柄を買っていても、資金管理を間違えれば耐えられない

私は実際のトレードで信用取引を活用しています。

少ない資金から資産を大きく増やしていくためには、レバレッジを活用することも必要だと考えているからです。

もちろん、レバレッジを使えばリスクも大きくなります。

特に信用取引では、「最終的に株価が上がるかどうか」だけを考えていてはいけません。

例えば、自分の分析が正しく、最終的に株価が大きく上昇する銘柄を買っていたとします。

しかし、その前に株価が5%、10%と下落することもあります。

現物株であれば、自分の想定が崩れていない限り、その下落に耐えて保有を続けるという選択肢があります。

しかし、信用取引ではそうはいきません。

ポジションを大きく取りすぎていれば、保証金の状況が悪化し、追証が発生する可能性があります。

つまり、最終的には自分の予想が当たっていたとしても、その途中の下落に耐えられないことがあるのです。

これは信用取引をするうえで、非常に重要なことだと私は考えています。

正しい銘柄を買っていても、資金管理を間違えれば耐えられない。

「この銘柄はいずれ上がる」という自信があっても、そこまで自分の資金が持つとは限りません。

だからこそ私は、信用取引を活用する人ほど資金管理が重要だと考えています。

レバレッジは資産を増やすスピードを高めてくれます。

しかし同時に、退場するスピードまで高める可能性がある。

私は信用取引を活用しているからこそ、一度のトレードで大きく負けないことを強く意識しています。


私自身、相場から離れた経験がある

ここまで資金管理の重要性について書いてきましたが、私自身、大きく負けた経験は何度もあります。

幸い、再起不能になるほどの損失を出したことはありません。

しかし、損失を出したことで、しばらく相場から離れた経験はあります。

私は学生時代からトレードをしています。

当然、学生の頃は収入も少なく、投資に使える資金も限られていました。

そのため、一度大きく負けてしまうと、すぐに新しい資金を追加することはできません。

相場を見ていて、

「この株は買いたい」

「今はチャンスかもしれない」

と思っても、買うための資金がない。

そうなれば、相場から離れざるを得ないこともありました。

今振り返ると、この経験があったからこそ、私は「市場に残り続けること」を強く意識するようになったのだと思います。

どれだけ良いチャンスが来ても、資金がなければ何もできない。

一度のトレードですべてを決める必要はありません。

次のチャンスを拾うための資金を残しておく。

学生時代からトレードを続けてきた中で、私はこれが資金管理で最も大切なことだと感じています。


まとめ

今回は、私がトレードで最も大切だと考えている「資金管理」について書きました。

株式投資では、銘柄選びや売買タイミングに目が向きがちです。

もちろん、それらも重要です。

しかし、どれだけ良い銘柄を見つけても、一度の大きな損失で市場から退場してしまえば、次のチャンスを拾うことはできません。

私は学生時代からトレードを続ける中で、大きく負け、しばらく相場から離れた経験もあります。

だからこそ今は、

一度のトレードで大きく負けただけで、退場するようなポジションは取らない。

ということを意識しています。

損切りラインを決めること。

その損切りを実際に守れるポジション量でトレードすること。

信用取引では、その途中の下落に耐えられるだけの余力を残しておくこと。

資金管理に「全員に共通する正しい数字」はないと私は思っています。

大切なのは、自分がどれだけのリスクを取っているのかを理解することです。

株式市場では、これからもチャンスは何度もやってくると思います。

そのチャンスを拾うためにも、まず市場に残り続ける。

何よりも負けないことが、勝つことへの近道。

ここまで書いてきたことは、トレードをしている人にとって当たり前のことかもしれません。

それでも、相場に向き合っていると、つい大きく張りたくなったり、決めていた損切りを先延ばしにしたりすることがあります。

私自身、常に完璧にできているわけではありません。

だからこそ今回は、自分自身への戒めも込めてこの記事を書きました。

これからも資金管理を忘れず、長く市場に残り続けましょう。

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